女の子で生まれた僕が男性として生きるまで㉖
Kazekaの代表の小山です。
女の子で生まれた僕が男性として生きるまで㉕の続きです。
2人目の先生からも意見書を貰い、戸籍上の性別を変更するために必要な書類が全て揃ったので、最寄りの家庭裁判所に行きました。
郵送も可能だそうですが、万が一不備があった場合、余計に時間が掛かってしまいそうだったのと、自分にとってとても大事な手続きだったので、直接行くことにしました。
裁判所に行くのはこれが初めてだったのですが、中は市役所のような感じで案外普通なんだなと思いました。
違うところといえば、入り口に空港のような荷物検査があるところでしょうか。
「戸籍変更はこちら」という案内に従って奥に進むと小さな事務室があり、受付の方に戸籍の性別と名前を変更したい旨を伝えました。
ブログではあまり触れていませんでしたが、性別の変更と同時に名前の変更の準備も進めていたので、それぞれの書類を提出しました。
準備といっても、必要な書類は性別の方の書類とほぼ同じなので、やる事は少なかったです。
書類に不備がないことを確認してもらい、必要な収入印紙と切手代を伝えられたので、近くのコンビニまで買いに行きました。
事前に準備しても良かったのですが、間違えて用意したら二度手間だなと思って、いくら必要か聞いてからにしました。
買ってきた収入印紙と切手を担当の方に渡して、しばらく待合室で待った後、2つの事件の申立てが受理されたことと、審問のために近々裁判所から電話がかかってくることを伝えられました。
こういうのも事件って言うんだなと思いながら、裁判所をあとにしました。
これで、戸籍上の性別変更のために必要なことがほとんど終わりました。
今は嬉しいとかワクワクよりも、2年近く準備してきたことがやっと終わったことへの解放感の方が強いです。
あとは、結果を待つだけです。