女の子で生まれた僕が男性として生きるまで㉑

Kazekaの代表の小山です。

女の子で生まれた僕が男性として生きるまで⑳の続きです。

ホルモン治療を始めてから4ヵ月が経ちました。
量としては、規定量の半分の125mgを8本打ったことになります。
10本目ぐらいから規定量の250mgに変更する予定でしたが、6本目から注射の間隔を2週間から3週間に1本に変えてみて、メンタル面や体調面が安定していたので、急激に量を増やすことに不安を感じていました。
量が2倍になるとはいっても、そのまま効果が2倍になるというわけではなく、大体1.5~1.7倍になるそうですが、それでも踏み切れないことを看護師さんに伝えると、長期持続型のホルモン注射を紹介していただきました。

【短期持続型】
・今打っているホルモン注射
・投与間隔は2~4週間に1本
・1本あたりの価格が比較的安い
・男性ホルモンの数値が高くなるのも早いが、減少していくのも早いため、ホルモンバランスが崩れやすい
・打った直後、一時的にシスジェンダー男性のホルモンの数値よりも高くなる
【長期持続型】
・紹介されたホルモン注射
・投与間隔は4~6ヶ月に1本(1年に1本のものもある)
・1本あたりの価格が比較的高い
・緩やかに男性ホルモンの数値が高くなり、緩やかに減少していくため、ホルモンバランスが崩れにくい
・増減の範囲が、シスジェンダー男性のホルモンの数値の範囲内にとどまる
・日本では認可されていない薬剤であるため、扱っている病院が少ない

長期持続型のホルモン注射は、今打っているものと比べて価格は高くなりますが、年に20回近く通院しなくてはいけなかったのが2、3回で済むようになるので、交通費や時間のことを考えるとあまり変わらないような気がします。
ホルモン治療を始めて、声が低くなったり筋肉量が増えたりと、自分にとってポジティブな変化も多かったですが、肌荒れやメンタル面の不調など、ネガティブな変化があったのも事実でした。
ホルモンバランスが崩れにくくなることで、そういった悩みが少なくなれば嬉しいですし、どのホルモン注射をどのくらいのペースで治療していくのが自分の身体に合っているのか知りたいので、9本目からは長期持続型のホルモン注射を打っていくことに決めました。
いつもと同じ筋肉注射だったのですが、量が多いため注射時間が長く、打ってからもしばらく痛みがありました。

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