女の子で生まれた僕が男性として生きるまで①
Kazekaの代表の小山です。
僕は、女性として生まれましたが、現在は男性として生活をしています。
いわゆるLGBTQ+の「T」にあたるFtM(Female to Male)です。
トランスジェンダーの方の多くが、性別適合手術を受けることを考えたことがあると思います。
僕自身は、昨年から、戸籍上の性別の変更を見据えた性同一性障害の診断・治療を始めました。
どのような流れで診断・治療したのか、その時にどんなことを感じたのか、我ながらなかなかない機会だと思うので、これから少しずつ書いていきたいと思います。
少しでも悩んでいる人の参考になれば嬉しいですが、全く医療知識のないスーツ屋さんが書いているので、この人はこんな感じだったんだなぁくらいに思っていただけると幸いです。
「性同一性障害_性別変更」と検索すると、たくさんの情報が出てきます。
なかには専門的な医療用語で書かれているものもあったりして、どの情報が正しくて、かつ最新のものなのか、素人が正確に判断するのはかなり難しいです。
僕も調べ始めた頃は、正直なにがなんだかよく分かりませんでした。
根気強く調べていくうちに、戸籍上の性別を変更する要件の前提として、2人以上の精神科医から意見書を書いてもらう必要がある、ということが分かりました。
意見書を書くということは、複数回に渡って自身の性別について話さなくてはいけないだろうし、そこで変なことを言われたり、嫌な思いをしたりしたくなかったので、知り合いの精神科の先生に意見書を書いてもらえないか相談しに行きました。
しかし、性同一性障害の治療は一度行ったら元の状態に戻すことができないという性質上、性同一性障害に対して十分な理解と経験がある精神科医が意見書を書くことを推奨されているそうで、意見書は書いていただけませんでした。
その代わりに、性同一性障害に強いメンタルクリニックを紹介していただきました。
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