女の子で生まれた僕が男性として生きるまで②
Kazekaの代表の小山です。
女の子で生まれた僕が男性として生きるまで①の続きです。
知り合いの精神科の先生に、メンタルクリニックを紹介していただき、さっそく診断の予約を取りました。
知り合いの精神科の先生は、すごく丁寧に話を聞いてくれる方なので、精神科の先生はどの先生もそんな感じなのかなと思っていましたが、担当してくださった先生はとてもドライな方でした。
家族構成や性別に対する不快感はいつからかなど、おそらく決まっているであろう質問をいくつかされた後、今後の治療のスケジュールと次回の診断までの“宿題”についての説明を受け、初回の診察は30分ぐらいで終わりました。
正直、こんなにあっさりしているとは思っておらず、少し拍子抜けしました。
診察後、身体の性を確定するために、性染色体の検査をするために採血を行いました。
2回目以降に行うことが多いそうなんですが、たまたま空きがあったようで、すぐに案内していただきました。
お恥ずかしながら僕は採血が大の苦手で、というかそもそも血液自体が苦手で、血液を見るだけで意識が飛んでしまいます。(全然関係ないですが、映画を観る時も細心の注意を払わなくてはいけないほどです。)
担当の看護師さんから、採血を行う前に、採血は苦手かどうか、採血が原因で倒れたことはあるか確認され、正直に苦手であることを伝えると、採血している間中ずっと、僕が気をそらせるように話しかけてくれました。
今日はどの交通機関で来たのかとか、家から病院までどのくらいかかるのかとか、質問に答えているうちにいつの間にか採血が終わっていて、この看護師さんプロだ!!と思いました。
そんなこんなで、採血された左腕に違和感を感じながらも、無事に(?)1回目の診察が終わりました。
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