女の子で生まれた僕が男性として生きるまで⑮
Kazekaの代表の小山です。
女の子で生まれた僕が男性として生きるまで⑭の続きです。
入院3日目
痛み止めが効いているのか想像していたよりも痛みはなく、感覚的には筋肉痛をレベルマックスにしたような感じでした。
それよりも、機械だらけで上手く動かせない身体の方が嫌でした。
歩けるようになれば足のマッサージ機と尿の管を外してもらえると聞いていたので、看護師さんから歩けるか聞かれて、正直自信はありませんでしたが歩けると答えました。
たった1日しか経っていなかったのに、床の感覚が久しぶりのように思えて不思議でした。
全身に出ていた蕁麻疹も落ち着き、容態が悪化したらすぐにわかるようにと、指先につけられていたモニターも外してもらいました。
いろいろ外されてだいぶすっきりしましたが、胸に溜まった血液などを外に出すためのドレーンは退院直前まで抜けないので、まだ長いお付き合いになりそうです。
ドレーンが抜けるまではシャワーに入れないため、看護師さんに手伝ってもらいながら、温かいタオルで身体を拭きます。
この時に、ようやく手術着から病衣に着替えることができました。
その後、回診に来た先生方に、手術した箇所が膿んでいたり腫れてしまっていないかを確認していただき、飲食の許可をもらいました。
ずっとついてた点滴も、ご飯を半分以上食べれたら外せると聞いたので、死ぬ気で食べました。
久しぶりの固形物で、冷えたお味噌汁も美味しく感じました。
寝るときは、ドレーンがついているのもあって寝返りが打てず、常に仰向けの状態でいなくてはいけないので、背中に熱がこもり、腰も痛くなるので少し辛かったです。
とはいえ、まあまあしっかり寝れる自分の能天気さ加減に、今日だけは感謝しました。
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