女の子で生まれた僕が男性として生きるまで⑲
Kazekaの代表の小山です。
女の子で生まれた僕が男性として生きるまで⑱の続きです。
そして、この2ヵ月の間にホルモン治療も進めました。
1本目の注射の時は、併せて診察もしていただいたので予約を取りましたが、2本目以降は特に予約する必要もなく、フラっときて注射を打ってもらうという感じです。
いつ来てもいいと言われましたが、2週間以上間隔をあけるというのは強くお願いされました。
早く変わりたいと、焦ってしまう人が多いそうです。
1本目で副作用が出る人もいるそうですが、僕の場合は2本目を打っても特に変化はありませんでした。
メンタルクリニックが遠くて通えないという人は、2本目から家の近くの病院を紹介してもらえるそうです。
僕の場合は通えない距離ではなかったので、引き続きメンタルクリニックで注射を打ってもらうことにしました。
3本目を打ってから2週間くらい不正出血が続いて、4本目以降は予定日を過ぎても生理がこなくなりました。
この頃から、ひげが濃くなり生える範囲が広がりました。
高い声を出そうとすると声がかすれて、自分でもわかるくらい声が低くなってきました。
メンタル面では、自分ではあまり感じませんが、彼女からはイライラしやすくなったと言われるようになりました。
4本目を打つ前に、血液検査をするために採血をしました。
そう、僕の苦手な採血です。
前日の夜からずっと悲しくて、家を出る前から帰りたかったですが(?)、もうひと思いにやっちまってくだせえ!と腕を出して目を強く閉じていたら、いつの間にか終わっていました。
(おそろしく速い採血…オレでなきゃ見逃しちゃうね)
今後のホルモン治療について話すため、5本目は診察を受けてからの注射となりました。
血液検査の結果、特に身体に異常は見つからず、むしろ男性ホルモン濃度の数値が急激に上がっているため、注射の間隔をもっとあけてもいいかもしれないと言われました。
今までは2週間に1本のペースで注射していましたが、6本目からは3週間に1本にしてみようと思います。
また、5本目からは規定量の250mgに変更する予定でしたが、安定しているうちは下手に変えないほうがいいということで、10本目ぐらいまでは半分の量のままで打っていくことに決まりました。
1年後にまた血液検査をして、身体に異常がないかを確認していただきます。
ホルモン治療は副作用もあるので、定期的に検査をしてもらえるのはとてもありがたいです。
まあ、採血は普通に嫌ですが。笑
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